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入院した話
今月27日まで入院してました。病名は後述。30余年生きてきたけど、実は入院するのは初めて。身内の入院も殆ど経験したことがなく、入院に際して個人的なメモを兼ねて、誰かの役に立てば良いなと思った次第。いやそんな大層なもんじゃない。
僕の文才のなさは察してくれると助かる。読みづらかったらごめんね☆
※ この先下ネタというか汚いお話しもあるので苦手な方・食事中の方はストップ
遡る事およそ2年前、うんちした時におしりに拭き残し? しこり? みたいな違和感を感じるように。段々と自己主張の激しいできものになり、しまいには排便する度にニョキっと外界に出てくるように。
でも、この頃は時間経過や臀部にうまく力を加えることで再び肛門(正確には歯状腺だろうけど)内に戻るように。
そしてある時を境にこの憎いあんちくしょうがいきなり成長期を迎えて、ついに出血を伴うように。後からわかったことですが、これはいぼ痔の外痔核と呼ばれる症状の上にポリープが出来た為急速に肥大化しました。ケツから2cmくらい出てたマジで。
ちなみに出血時は殆ど痛みはない。が、出血量が結構エゲツナイ。そしてうんちするたびに血が出る。しかも外側に飛び出したあんちくしょうは放っておくとまた血が出るので、こいつを摘まんで指でケツの穴の中に戻すの。
なんかワケわかんねーこと書いてるけど事実です。この苦しみというか、この話を理解するには同じ症状になるのが一番手っ取り早い。お伽話の類ですよ。御伽の国ならぬ御尻の国のいぼ痔。
で、流石にこれは私生活に支障を来すよね。ってことで病院へ。
ちなみにいぼ痔は進行を遅らせることは出来るけど基本的には一度出来たら治りません。お近くの肛門科へ行きましょう。
ちなみにこれは職場等で訊いた限りですが、僕を含め何故2年も病院を受診しなかったかというと
- 純粋に恥ずかしいから
- 私生活に対する影響が少ないから行かない
- ホモだと疑われそう
この3択だと思います。僕は1かな。3ではない。ワタシオンナノコガスキ
ちなみに恥ずかしいから億劫になるという話ですが、最初の触診で100%お医者さんにお尻の穴に指を突っ込まれてお尻の童貞というかそれ以前の
「人間の尊厳」
みたいなものを著しく奪われるので、この先待ち構える困難の難易度は急激に下がります。よかったね! よくねーよ!
個人的メモ半分。必要なモノ
いつまでケツの話してんだって感じ。21日午前中に入院して、28日に退院。手術は21日。
暇つぶしの道具、着替え、アメニティは殆どないので、歯ブラシやら何やら。
基本的には病院内の売店で揃います。ただ、売店は営業時間があるのでいつでも欲しいものが手に入るワケではないので、ここら辺は意外と入院中のストレスになります。
あって重宝したもの
- イヤホン
マジで助かった。ヘッドホンも持って行ったけど、イヤホンの方が寝ながらの着用に適していて小回りが利くし、院内の放送を聞き漏らさないので重宝した。
- メガネ拭き(アルコールついてる使い捨てタイプ)
意外かもしれないけど、眼鏡族は必携のアイテム。よく使うスマホ、ノートPC、テレビそして眼鏡。色んなものを拭けるので大事。入院中は暇でちょっとした不快さ。例えばノートPCの画面の小さな汚れとかも気になるので、スッと拭ける。最高。
- マイ箸・スプーン・調味料・ふりかけ
食事関係をまとめて。僕がお世話になった病院はお箸がなかった(売店で買った)ので、是非持って来ましょう。スプーンも。
調味料やふりかけは入院する病気によるので難しいけど、別段食事に制限がないのであれば是非欲しい。病院食は基本味気なくて薄味。ご飯のみが残ってしまうこともままあるので、そんな時はふりかけなんかで食べると良いと思う。
- 電源タップ
ちなみに僕はノートPCを持っていなかったのでこの日の為にレンタルした。外付けHDDを持ち込み、その中に漫画やアニメ、映画のデータを入れて暇と言う飢えを凌いだ。病院の大部屋は1人に電源2個しか割り当てられない上に、備え付けのテレビと冷蔵庫で占有されてしまう。テレビは余り見ないし、冷蔵庫も使わないのであれば電源コードを抜けるので、スマホの充電器、外付けHDD、PCで3つ。全て電源タップにまとめておいたので並行してテレビも観れた。優勝した。
- 筆記用具
入院中に高額療養費の申請書やら、手帳に仕事のメモ書いたり、新聞の競馬欄にペン入れするのに使った。3色ペンくらいで良いと思う。
- カーディガンなどの上着
下着は必須。基本的に病院内は暖かさで満ちているんだけど、やっぱり肌寒い瞬間はある。トイレがやたらと寒い病院もあるので、簡単な上着を持っていくと度々お世話になる。
あとは小銭があれば売店や自販機でサクっと買い物出来たなぁくらい。今回準備出来なかったものもあったので機会があればここを見直して準備しようと思う。
と言ってもいつでも事前に準備して入院出来るワケでもないので、急な入院の場合はご家族や友人にお願いしましょう。
以下蛇足。
手術前後のつらみとか
まず、今回の僕の入院は病名を明らかにすると
「外痔核」と「内痔核」で、これがジェットストリームアタックしてきた。つまり患部が3つ。
そしてそれが排便の度に出てくるので正確には「脱肛」になります。
手術は脱肛門根治手術。患部2か所をちょん切る。
もう1つはまだ小さいので痔核硬化療法。ジオン注射を用い、患部を器質化させる手法です。詳しくは調べてね☆
まず手術前日。夜ご飯はお粥のみ。そして「流動パラフィン」っつーよくわからん油を飲む。これは翌日の為らしい。
手術当日。朝ご飯はお粥のみ。シャワー浴びていざ鎌倉。病室に案内されて手術の時間を説明されて出発する。ちなみにこの時看護師さんから浣腸されます。
曰く「2、3分。出来れば5分我慢してから排便して下さい」と言われるが、僕のクソザコナメクジ括約筋は1分半程度で音を上げてしまった。
某弁護士宜しく元気よく排便した。ちなみにこの時も患部が出てくるので指で戻しておいた。これが彼と会った最後の瞬間だった。
ついでにこの時左肩に筋肉注射、左前腕部に点滴用の注射(クソ痛い)をされる。クソ痛い。
そしていざ手術室へ。ちなみに麻酔は硬膜外麻酔。詳しくは調べてね。尾てい骨の辺りに注射打つんだけどこれもクソ痛い。痛みの瞬間最大風速はこの瞬間だった。ベストペイン。ファックユー。
ちなみに手術台は3台並んでいて、3人まとめてお医者さんが手術します。(病院によっては4台というとこもあるみたい)カーテンはあるので隣の様子は見えないけど、痔核をレーザーメスで焼いた時にイヤな臭いがすることがあるので注意して下さいと言われた。全く笑えない冗談だ。
いざ執刀。と言われても何されてんのか全くわからん。麻酔様様。
と、思ったのだが、膀胱の裏側辺りの臓器?体内?をつかまれてるような得も言えぬ不快感に襲われた。とてもつらかった。麻酔の時の注射と比べるとこっちの痛みはとってもネットリしてて僕はこの時この痛みをオタク痛と名付けた。体感でこのオタクと30分程戦ったところで手術は終了した。
下半身の麻酔が効いてるので生まれて初めて車椅子に乗って病室まで移動した。
この時謎の頭痛もあり、左手の点滴も痛いし、ケツも痛いし、横になって寝ていてもヘルニアのせいで腰も痛くてとんでもないことになっていた。
僕はこの時初めてこんなになるまで放って病院に行かなかった自分を呪った。1年早ければジオン注射で終わり1泊2日で帰れたであろうに。無精と小さなプライドは何の得にもならないと学んだ1日だった。
翌日
手術した尻の穴が痛いのはしょうがないんだけど、左前腕部が最高に痛い。昨日からずっと痛い。看護師さんに相談したら、注射の針だけが刺さっていないといけないところ、何故か注射針を支えるプラスチック?本体も2mmほど皮膚に刺さっていた為痛かったらしい。医療ミスでは?(小声
ちなみに入院中の暇潰しは読書、競馬、アニメ、テレビ。
- 読書
恩田陸のチョコレートコスモスを読んで、アクタージュってこれパクったのかなーなんて思ったりした。
- 競馬
天皇賞は三連複取りました(ドヤ
なお土曜日の負けを取り返せなかったもよう。
- アニメ
サイコパス1期2期、リゼロ、プラメモを観た。いっぱい泣いたりした。
- テレビ
もっぱらスポーツを見ていた。SB強かったですね。
おわり。最後までお付き合いありがとうございました。